2010年6月11日
病弱教育とは,「病弱児」に対する教育のことです。それでは答になっていないと思われる方もいるかもしれません。 そもそも「病弱児」という言葉が一般的ではないからです。ここでは,ひとまず「病弱児」を「病気の子ども」として考えておいてください。
学校教育の中で,「病弱」という言葉が使われた時は,特別支援教育の対象となる障害のひとつとなります。視覚障害,聴覚障害,知的障害,肢体不自由という言葉は,聞かれたことがあると思いますが,「病弱」も,それらの言葉と同列に並べられる言葉です。つまり,学校教育においては,制度として「病気の子ども」に対する特別な支援が用意されています。